フォークリフト揚高センサーが破損していた!
今回は当社保有
トヨタ製ディーゼルフォークリフトの揚高センサー破損事例についてご紹介します。
当社保有のフォークリフトがレンタルから返却されて入庫点検を実施しました。
フォークリフトに乗車し、メーターパネルを見てみると、
「エラーコード67-1」が表示されていました。
「エラーコード67-1」というのは「揚高センサー異常」の表示です。
さっそくフォークリフト右側のマストに装着されている揚高センサーを見てみると、
破損しており、テープが巻かれていました。
フォークリフトのマストを何かに衝突させたのか、
外部から何かがマストに衝突してきたのか、さだかではないですが、
マストに装着されている揚高センサーが壊れてしまっていました。
さて、揚高センサーはどんな役割をしているのか簡単にご紹介させていただきます。
【揚高センサーとは?】
1.マスト前傾角度制御
低揚高時には常に最大角まで前傾しますが、
高揚高時には荷物の重さを検知して安全な前傾角度で自動停止します。
2.マスト後傾速度制御
マストの後傾速度が一定の場合、高揚高時の荷物は低揚高時に比べて速く移動することになります。
高揚高時にはマスト後傾速度を遅くすることで荷崩れを防ぎます。
このようにフォークリフトのマストに装着されている揚高センサーが
故障もしくは破損してしまったら、マスト操作時に制御が効かなくなり安全を保つことが出来ません。
また、フォークリフトのマストに装着されている揚高センサーの他にも
マスト操作を制御しているセンサーがありますのでご紹介させていただきます。
【フォーク自動水平制御】
フォーク自動水平停止スイッチを押した状態でマストを前傾操作すると
フォーク水平位置(マスト垂直位置)で自動停止します。
フォークを抜き差しする時に非常に便利な機能です。
【キーオフリフトロック】
フォークリフトのエンジンキーオフ時はリフト下降操作しても下降しないようになっています。
【リークロックバルブ】
フォークリフトのマスト自然降下、自然前傾量を大幅に低減しています。
この様にトヨタフォークリフトのマストには
様々な制御機能が備わっており、オペレーターが安全に作業出来る様に作られています。
フォークリフトの揚高センサー等の制御機構を破損もしくは
故障したまま使用を続けると危険が伴います。
フォークリフトのマスト制御機構に異常が発生すると
メーターパネルに、エラーコードが表示されます。
エラーコードが表示された時には、安全のため、使用を中止し、ピーシーエスまでご連絡を!!
洗練、熟練されたフォークリフトのスペシャルサービスマンが
お客様の元まで駆けつけて修理をおこないます!
本日のブログは川魚を捕獲するのが得意な本社サービス一課 大井がお届けしました。