必見!フォークリフトタイヤ交換 虎の巻

PCSブログをご覧いただいている皆様、こんにちは。千葉営業所 営業の宮山です。

1月後半~2月上旬にかけての大寒(だいかん)という二十四節気の中で最も寒い季節を超え、立春(りっしゅん)を迎えます。少しずつ春の気配を感じるようになっていきますね。個人的には趣味のウインドサーフィンをする上では暖かいに越したことは無いので、早く気温が上がることを願うばかりです。

最近、営業活動で工業団地を訪問した際に「かなりタイヤのすり減った車両で荷役作業をされているな、、、」と感じたことがあります。稀にですが、ほとんどホイールだけの状態で作業されている会社様もお見かけします。弊社のお客様であれば特定自主検査を実施いただいた際や営業が伺った際にご指摘させていただく事も可能ですが、お付き合いの無い会社様ですと、いきなり押しかけてタイヤ交換の必要性を懇々と説くわけにもいきません。

そのため、「これを見ればフォークリフトのタイヤ交換の事はすべて分かる!」というようなブログが必要であると思い立ちました。この場をお借りして、フォークリフトのタイヤ交換時に知っておいていただきたい事項をまとめましたので、ご興味のある方は最後までお付き合いいただけますと幸いです。

①【自動車との比較

まずは同じ4輪車で時には同じエンジンを流用していることもある、自動車との比較でタイヤ交換の際のイメージをお伝えできればと思います。

車両重量に関してフォークリフトは軽視されがちなのですが、下のお写真の車両でもなんと車重が2620㎏もあるのです!これは実に日本が世界に誇る最高級車、LEXUSの新型LXに相当します。電装関係テンコ盛りの最新大型SUVと同じ重量の物体がもしも自分に迫ってきたら。。。想像しただけで恐ろしいですね。

また想像していただきたいのですが、皆様が使用されている自動車であればスリップサインを超えていたり、見るからにつるつるのタイヤであれば直ぐに交換されるかと思います。それは、ご自身で安全を担保しているからにほかなりません。

ただ「堅牢性」や「コスト削減」が特に重要視されるフォークリフトでは、タイヤの交換になかなかご理解いただけない事も多いのです。後ほどタイヤの種類についてはご説明しますが、自動車と同じようなエアータイヤに加え、フォークリフトの場合には「ノーパンクタイヤ(ノンパンクタイヤ)」というホイールの根元までゴムがぎっしり詰まっているタイヤもお選びいただく事が出来ます。

一見「根元まで使えてオトク!」に見えるのですが、このノーパンクタイヤにも通常のエアータイヤ同様交換推奨時期を示すスリップサインがきちんと刻まれていますので、交換推奨時期を迎えた場合にはお早目の交換をおススメいたします。

フォークリフトの重い荷物を持つ仕組みは実に単純で、写真の赤丸箇所の「カウンターウエイト」という部分に鉄の塊を背負っており、てこの原理で前に転ばないようにしている、という仕組みなのです。

なので、1.5トンの荷物を持とうとした場合必然的に 自動車と同じ作り+1.5トンの重り という見た目以上のスーパーヘビー級となってくるわけですね。加えて荷役作業時には微調整を加えるような運転が多く、据え切りと呼ばれる停止状態・もしくはほぼ止まっている状態でのハンドル操作が多い為地面に対しておろしがねの様に上記の重量がかかりますので、自ずとタイヤのすり減りも早いのです。

そしてここも注意いただきたいのですが、ノーパンクタイヤ交換の際には自動車のタイヤのようにホイールを残した組み換えでは無くホイールごと交換という形が殆どです。

弊社を通してタイヤ業者への貸与品として再利用を行うものになりますので、スリップサインを超えた使用による過度な錆や変形、割れ等が発生してしまうとむしろ不必要な費用が掛かってきてしまいます。。。弊社ではエアータイヤ・ノーパンクタイヤの取り揃えがありますが、上記の車両重量を考えますと釘や木片等何が落ちているか分からないようなフォークリフトの実用現場においてエアータイヤはパンクの危険性もあり、非常に危険です。

価格面ですとエアータイヤの方が当社比較で3割ほどお安いものの、安全に勝るコストメリットはありません。ご使用環境がパンクの発生頻度が低い使用環境で乗り心地を重視される・あるいは車両の使用頻度が低く、導入時のコスト低減を考えているお客様もいらっしゃいますので一概にどちらという明言は出来かねますが、弊社といたしましては、お客様が悩まれている際にはノーパンクタイヤの装着をおススメさせていただいております。

②【タイヤの選び方・種類

タイヤ交換の重要性については1つ目で十分にご理解いただけたかと思いますので、次にベストなタイヤの選び方についてご説明させていただこうと思います。上記の文章で既に少し触れてしまいましたが、タイヤの選び方・種類は主に

①エアータイヤか、ノーパンクタイヤか
②ホイールは合わせか、リングか
③取り付けのボルト数
④色
(⑤)スタッドレスタイヤ・エアボスタイヤ・トレッドパターン

の計4点にて決定されます。⑤に関してはより限定的なお話となりますので、気になる方は最後まで読んでいただければと思います。それでは、各ポイントを見ていきましょう。

①エアータイヤか、ノーパンクタイヤか

これは1章でも既にお話しましたが、基本的には車両重量の重いフォークリフトの場合にはノーパンクタイヤをおススメさせていただきます。

荷物を持った状態であれば、1.5トンクラスのフォークリフトでも総重量5トンを超える乗り物となります。この状態で釘や木片を踏みタイヤがパンクし積載している荷物が崩れ、周囲にいる人に当たってしまった場合の凄惨さは言うまでも無いでしょう。

エアータイヤ

ノーパンクタイヤ

②ホイールは合わせか、リングか(ボルト数)

フォークリフトのホイールには大きく2種類ございます。

・合わせ式ホイール→2枚のリムを表と裏の2つをボルトで組合わせたホイール
・リング式ホイール→リム本体とロックリング、サイドリング等の部品で構成されたホイール

となります。

③取り付けのボルト数

・合わせ式ホイール→リムとリムを締結させているリムボルトと車体にホイールを取り付けるハブボルトの2種類がある。小型車(4トン以下)に採用されている事が多い。
・リング式ホイール→基本的には中型車(4トン)以上の車両や偏平タイヤ、Wタイヤ仕様車に採用されている事が多い。強度は合わせ式と比較するとより高い。

となります。

合わせ式タイヤ

リング式タイヤ

④色

多く普及しているタイヤのお色は黒色ですが、屋内でご使用の場合や新築現場で使用する際はタイヤ痕の残らない白色が好まれる場合も多くございます。

また、使用環境により敢えて色付きのタイヤを選択される会社様がいらっしゃいます。例えば、食品関連・製薬関連の会社様では工場床面の異物を発見しやすいように緑色でコーティングされていることがあります。

そのため同色である緑色のカラータイヤをご採用頂くケースが多くございます。カラータイヤのデメリットとしましては、価格が通常の黒色と比較するとやや高価で、タイヤ成分の関係(カーボン含有量等)で車両が帯電しやすいため電気を逃がすアースバンドの取付が必須となる事です。

ちなみに、弊社のレンタル車両はすべてアースバンド取り付け済みとなりますので、安心してご使用いただけます!またカラータイヤは材質が柔らかいため、黒色のノーパンクタイヤと比較するとやや磨耗が早いという特徴もございます。

弊社のレンタル車両は殆どが白色のノーパンクタイヤですのでタイヤ痕が付き辛く、どんな会社様でも安心してご使用いただけます。

カラータイヤ(白)

カラータイヤ(緑)

⑤(番外編)スノータイヤ・穴あきタイヤ

今までご説明させていただいたタイヤの他にも、まだ幾つかフォークリフトにはタイヤの種類がございます。お付き合いいただける方は是非目を通していただければと思います。

・スノータイヤ
スノータイヤは基本的には積雪時でのご使用を想定しておりますが、下記の事例は路面状況の変化によりスリップ等の事象が発生するお客様への販売としての実例になります。

【実例】
製造業を営んでいる会社様では、コンテナで搬入される原料を野外に設置しているスロープを使用して搬入する為にフォークリフトを使用されておりました。晴天時は通常のノーパンクタイヤで問題無かったのですが、雨天時はスリップを起こしてしまうためスノータイヤに変更したところ前述の問題が解決しました。

上記の事例の様に、コンパウンドの最適化・トレッド(タイヤの溝)面をより深く多く配置することで、通常のタイヤと比べて高い滑り止め効果を発揮します。本来の用途となる冬場の積雪路面に拘わらず、水産関連の現場や冷凍庫内での使用にもハイグリップタイヤとして活躍します。

「これだけ危険なフォークリフトがもしスリップしたら・・・」「スノータイヤへの交換だけでは心配・・・」というお客様向けに、安全性をさらに向上させるフォークリフト用タイヤチェーンもご用意しておりますので、こちらも併せてご検討ください!

スノータイヤ

・穴あきタイヤ(エアボスタイヤ)
「エアボスタイヤ」という名称でお取り扱いされているタイヤメーカー様もある、こちらの穴あきタイヤ。

なんといっても最大の特徴はこの見た目からもわかる通り、穴の空いたインパクトのある見た目!穴を空ける事で、パンクの心配の無いノーパンクタイヤと、エアータイヤに近いクッション性の両方のいいとこ取りをしたタイヤなのです。

デメリットとしては穴の空いている箇所から亀裂が入る為やや耐久性に劣る事、また価格が高価・かつサイズ展開が少ない事でしょうか。。。余り見かけないタイヤですが非常に特徴的ですので直ぐに分かるかと思います。見かけた方はその日1日何か良い事があるかも?

穴あきタイヤ

③【フォークリフトタイヤ交換 まとめ

いかがでしたでしょうか。私自身も調べていて非常に勉強になった今回の内容ですが、この記事にたどり着いてくださった方々の中には「結局いくらでタイヤ交換出来るんだ」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。弊社ではHP上にそれぞれの商品の価格を全て表示させていただいております!

フォークリフト用タイヤHP:https://p-c-s.co.jp/items/tire

「問い合わせの入力フォームを記入しないと価格が分からなくて面倒臭い。。。」「タイヤ交換をしたくてもサイズや種類が分からない。。。」そんなお悩みにも電話一本で全国各地の弊社社員がお答えいたします。
タイヤに限らず、HP上に公開されていないアイテムも多数取り揃えておりますので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

弊社のレンタルフォークリフト約1500台にも採用実績のあるタイヤですので、性能・信頼性はお約束いたします。純正でない部品に不安を抱えていらっしゃる方も是非この機会にご検討くださいませ!
以上、長文お付き合いいただきありがとうございました!お問い合わせの程、お待ちしております。