リフトチェーンの伸びの正体!?

本日のブログはフォークリフトのリフトチェーンについてお話ししたいと思います!

フォークリフトの特定自主検査記録表に「チェーン、チェーンホイール」という項目がありますが、
検査項目の中に、「伸び」とあります。
これはリフトチェーンについての検査項目なのですが、リフトチェーンは、
フォークリフトをお持ちの方ならかならず目にしていると思いますが
フォークリフトの運転席から見えるチェーンがリフトチェーンになります。
forklift-chain171027_01
金属のこんなごついチェーンが伸びるの?」と正直思われるかたもいると思います。
自分は思ってました(笑)

このチェーンの「伸び」の正体ですが、チェーンがびよーんと伸びるのではなく、チェーンのリンク部分のピンが摩耗することによって、
チェーンの全長が長くなってしまうことが、この「伸び」の正体になります。
伸びが限度を超えてくるとそれだけピンが摩耗していることになるので、チェーンが切れてしまうおそれが出てきます。

フォークリフトを使用すれば当然、
リフトするのでリフトチェーンも当然いつかはだめになってしまいます。
ですが、日頃の手入れで寿命をのばすことは出来ます!
察しのいいかたはもうお分かりだと思いますが、まめな給油が寿命をのばす秘訣です!

それでは給油方法について説明します!

まず、用意するものですがエンジンオイルもしくはスプレーグリスです。
forklift-chain171027_02

エンジンオイルを使用する場合は、油さしを使ってチェーンに給油してあげましょう。
この時、油をさしすぎるとオイルがチェーンをつたって下にたれてしまい、
フォークリフトの周りをオイルだらけにしてしまうため気をつけましょう!
forklift-chain171027_04

次に、スプレーグリスの場合ですがこちらはちょっとコツがあります。
フォークリフトのツメを上げた状態(リフトチェーンが張っている状態)ですと、グリスをスプレーしてもチェーンの表面にグリスを吹き付けているだけで、
肝心のリンクのピン部分までグリスが届きません。
正しい手順としては、フォークリフトのツメを一番下まで下げてチェーンをたるませた状態でスプレーしましょう!
チェーンをたるませてあげることによってリンク部に隙間ができるため、ピン部分までグリスが届く状態になります。
forklift-chain171027_03

普段のちょっとしたメンテナンスで、フォークリフトの各部の部品は寿命をのばすことが出来ます。
それでも、やはり寿命はきてしまうものですので定期的な点検が必要になってきます。
フォークリフトの特定自主検査では、今回お話ししたリフトチェーンだけでなく、
フォークリフト各部の点検、測定を実施するので気になりましたら
お気軽にピー・シー・エスまでお問い合わせください。
もちろんフォークリフトの普段のお手入れについての疑問などもお気軽にお問い合わせください!

お問い合わせはお気軽に!0120-41-4983

ピーシーエス株式会社 埼玉営業所 関剛 本日のブログは、
埼玉営業所サービスのがお届けしました!