高所での作業はフォークリフト×ゴンドラにお任せ!


季節もあっという間に本格的な冬に変わり、寒さもかなり厳しくなってまいりました。お仕事をされている皆様も防寒着を着こまれて、なんとなく動きが急ぎ気味になっていらっしゃるのではないでしょうか?

急いでしまう動きの先に、ちょっとした油断やミス、事故は起きてしまうものです。今回ご紹介させていただくのは、寒い中でも安全に高所で作業するためのアタッチメント

「フォークリフト用ゴンドラ」

になります。

フォークリフトのツメ部分にゴンドラを装着し、高所作業を可能にする優れもの! …ですが、正しく使用しないと非常に危険な高所作業になりかねません。
様々な現場で作業されている皆様が本日もご安全に作業できますように、正しい使用方法をこちらのブログにてお伝えさせていただきます。

そもそもゴンドラとは何なのか? 法律上問題はないのか? など様々な疑問をこちらのブログにて解決できれば幸いです。

①【ゴンドラとは?

そもそもフォークリフト用のゴンドラとは一体どんなものなのか?
弊社で取り扱っているゴンドラをご紹介いたします。

ゴンドラ(高所作業台)

上の写真の通り、フォークリフト用ゴンドラとはフォークリフトのツメに差し込むことで人の高所作業を可能にするアタッチメントなのです。

左側面に扉が付いているのがお分かりでしょうか?こちらは人が出入りするための扉になっているんです!
ここから作業者はゴンドラ内に乗り込み、別の運転手が運転席からリフトレバーを操作して、ゴンドラを上下させます。

②【使用現場・使用方法

ではこのゴンドラ×フォークリフトは一体どのような現場で活躍するのか?

実際に納品させていただいたお客様の声をお伝えいたします。

「ランニングコスト低減化のために、倉庫内で高所作業をしたい」

倉庫内のデッドスペースをなくすために、ネステナーを段積されたり高いラックを使用される会社様は多いのではないでしょうか?
しかし、新たに高所作業車を購入するのはコストが厳しい… そんなときに見つけていただいたのが弊社のゴンドラです。

『今持っているフォークリフトにプラスで取り付けるだけで高所作業が可能になるなら、コストも抑えられて保管面積も増えずに済む!』ということでお問い合わせいただき、納品させていただきました。

「高所でも安定した足場で作業したい」

普段、高所での作業はクローラー式の高所作業車を使用されているお客様。
高所での作業が増え、保有されている高所作業車では足りなくなったため一時的にレンタルを検討していたところ、弊社のレンタルサービスを発見。

現場の方からなるべく安定した土台の作業車が好ましいと言われていたこともあり、クローラー式の高所作業車よりもウエイトがあるフォークリフトなら、不安定さが改善されるのではないか…?!ということでお問い合わせいただきました。弊社のレンタル用ゴンドラは2.0t~3.0t用のため、その車重は3200~4500kgほどにもなります。安定した土台になること間違いなしです!

このように、フォークリフト×ゴンドラは様々な現場での高所作業に非常に役に立っていることが分かります。しかし、この便利なアタッチメントは、使用方法に十分注意が必要なのです…。以下、実際の誤った使用方法となります。

誤った使用方法①

「ゴンドラにプラスで足場を増やす」

…こちら、現場で見かけたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

ゴンドラ内だけでは足場が足りないため長ツメをパレットに刺して足場にする…といった足場を増やす行為は、非常に危険な行為です。フォークリフトは通常、揚高が高くなればなるほど許容荷重も低くなり安定性も悪くなります。

なおかつ、もっとも危険な行為はそのツメ部分に人が乗るということです。突風が吹いてバランスを崩してしまう、ピッキング作業により許容荷重のオーバー…。足場の悪い高所での作業には様々な危険性が潜んでいます。

*写真は低い位置(地きり300mm程度)で撮影。パレットにツメは刺しておりません。
必ずゴンドラ内のみでの作業を徹底してください!!

誤った使用方法②

「ゴンドラに安全帯を装着して作業を行う」

…高所作業時に必要不可欠なもの。それは安全帯です!うっかり足を滑らせて転落してしまう、ゴンドラがフォークから外れてしまう…といった事故は少なくありません。

そんな時に命を守ってくれるのがこの安全帯なのですが、ゴンドラに装着してしまいますと、ゴンドラごと転落してしまった際にそれはなんの効果も発揮し無くなってしまうのです。

実際に、高所作業時の事故は年に何件も発生しております。そのため弊社でご購入を検討されているお客様には、「ゴンドラに乗って高所作業を行う際は安全帯など(要求性能墜落制止用器具)を必ずご使用ください。」とお願いしております。

安全帯は、必ずフォークリフト本体に装着しましょう!!

③【法律上問題ないの?

さて、ここで気になるのが法律上このゴンドラの使用は大丈夫なのか?ということです。

結論から申し上げますと、「転倒の恐れのない場合で、ゴンドラに十分な高さの手すり・わくがあり、フォークリフト本体へピンで確実に固定することで主たる用途以外に使用の制限はクリアしている」と神奈川労働局より回答をいただいております。(2024/1/5に回答)

●詳細の回答内容は以下のブログにも掲載されておりますので、ぜひご参照ください。
ブログ記事:「フォークリフトのゴンドラは違法?」

ただし、ご使用を検討されている場合は必ず地域の労働局、労働基準監督署に現場や使用用途の詳細を踏まえご確認いただきますようお願い申し上げます。

④【PCSのゴンドラはこんな仕様

こちらが弊社でご用意しているゴンドラの寸法図になります。

寸法:巾1210mm×高1060mm×奥行き1200mm
重量:約240kg
ツメ差込口:幅150mm×厚さ50mm
ツメ長適正:1070mm~1220mm

弊社のゴンドラは、
★全メーカーの車両に対応
★オーダーメイドもご相談可能

となっており、お客様と綿密にお打ち合わせさせていただくことでご希望に沿ったゴンドラを製造&販売させていただきます!安全基準に十分留意しお打ち合わせさせていただきますので、ご安心ください。

⑤【まとめ

以上、PCSが販売及びレンタルさせていただいているゴンドラについて書かせていただきました。

ポイントは以下の通りです。

①ゴンドラとは?
フォークリフト用ゴンドラとは、「フォークリフトのツメに差し込むことで人の高所作業を可能にするアタッチメント」

②使用現場・使用方法
高所での作業はお任せあれ!安全帯は必ずフォークリフト本体とご自身に装着しましょう。

③法律上問題ないの?
フォークリフト本体へピンで確実に固定することで主たる用途以外に使用の制限はクリアしている。

④PCSのゴンドラはこんな仕様
★全メーカーの車両に対応
★オーダーメイドもご相談可能

導入をご検討されている皆様にこのブログが少しでもお役に立てれば幸いです。以上、ピー・シー・エス神奈川営業所の23年新卒がお送りいたしました!

ゴンドラに限らず、フォークリフトに関するご質問等があればいつでもご連絡ください♪

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