リーチフォークリフトのリーチシリンダーはオイル漏れしていませんか？
フォークリフトには、
リーチフォークリフト（立乗りフォークリフト）があります。
本日は、そのリーチフォークリフトのシリンダーの中でも
見落としやすい「リーチシリンダー」の
オーバーホールについてご紹介致しますm(__)m
リーチシリンダーとは
フォークリフトのマストの部分を前後に移動するためのシリンダーです!!
そんなリーチシリンダーは油圧が動力になります!!
シール（パッキン）の素材はゴムや樹脂が多く用いられてるので
長く使用すれば劣化しますし
外部からの損傷によりオイル漏れを起こしてしまいます。
そうなったらシール（パッキン）を交換しないといけません!!
交換という事はシリンダーをオーバーホールしないといけなくなります。
オーバーホールとは機械製品を部品単位まで分解して
清掃・再組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業のことです。
そんなリーチシリンダーのオーバーホールはどんな工程でなされてるのか
ご説明したいと思います。(車両：トヨタ製リーチフォークリフト)
①リーチを前に出し、ツメ（フォーク）を上げる
※ツメ（フォーク）が人にあたらない位置まで上げる
②マストを固定する
※マストはリーチシリンダーを外すと前後にフリーな状態になってしまうので危険
③リーチシリンダーが車体に固定されてる状態のときに
シリンダーキャップを緩めておく
④リーチシリンダーのロッド先端がシャフトと割ピンで固定されているので取り外す
⑤シリンダーキャップを完全に緩める
⑥シリンダーからロッドを抜き取る
※ポイント：ロッドを抜き取る際、シリンダー内にオイルが残ってるので
オイル皿を下に入れて置く
⑦抜き取ったロッドのナットを外す
⑦キャップとナットで固定されてる部分をロッドより抜き取る
⑧キャップのシール（パッキン）を交換する
⑨ナットで固定されている部分のシール（パッキン）を交換する
⑩キャップとナットで固定されてる部分をロッドに取付け、ナットで固定する
※ポイント：キャップをロッドに取り付ける時に
中のシールが捲れたり傷などがつかないように慎重に取り付ける
入りづらいからといって力ずくで入れたり工具などで叩いて入れてはいけない
⑪シリンダーにロッドを格納しキャップを締付ける
⑫ロッド先端をシャフトと割ピンで固定する
⑬キャップを増し締めする
⑭動作確認をする（圧をかけて漏れがないか確認する）
これで問題がなければ完了です。
今回は、トヨタ製リーチフォークリフトでの作業工程をご説明させていただきました。
もちろんメーカーや年式などによっても構造が変わっています。
シリンダー等の修理は構造を熟知していないと事故にもつながってしまいます。
とくにリーチシリンダーは重い荷物を前後に移動する
ものなのでミスをすると、荷物の落下にも繋がってしまいますので、とても危険です!!
でも安心してください!!ピー・シー・エスのサービスマンが
安心・安全にお客様のもとで作業させていただきます。
もちろんフォークリフトのことなら、
どんなことでも承りますので、お気軽にお電話ください。
ピー・シー・エス一同、心よりお待ちしております!!
本日のブログは、最近ブラックバスが殆んど釣れなくて
冬場は海釣りにしようかと浮気心が出はじめてきた
仙台営業所の大村がお届けしました。
