ファンベルト点検方法
最近、寒くなってきましたね。
エンジン式のフォークリフトをお使いの方で、
寒い時期になると異音がするなどの不具合をご経験された方は
いらっしゃいませんか?
例えば、エンジンをかけようとキーを回した時に
「キュルキュル~」といつもと違う音がした・・・
また、エンジンを始動してアクセルペダルを踏み、
エンジン回転を上げると異音は消えるけど、
アクセルを放すと、また「キュルキュル~」と異音がする・・・などなど。
異音の原因にはフォークリフトの状態により異なりますが、
今回は、もっとも多い異音の原因である事例をご紹介させて頂きます!
自動車と同じようにフォークリフトもエンジンを始動すると、
エンジンの動力を色々な装置に伝えて
動かすために、ファンベルトを使用しています。
(メーカー、車種等異なる場合がありますが…)
ファンベルトはゴムなどで出来ていますので年数または
使用状況によって切れてしまうことがあります。
切れてしまいますと…先程コメントさせて頂いた色々な装置に影響があります。
冷却水を循環させているウォーターポンプ、
充電機能を持つオルタネータ等(メーカー、車種等異なる場合がございますm(__)m)。
ファンベルトは、色々な機能に影響が出てきてしまう大事な消耗部品であります。
まずはファンベルトの点検方法を説明したいと思います。
ファンベルトの点検
①ファンベルトやプーリーの摩耗や損傷状態を点検し、必要があれば交換を行う。
②プーリー間の中央を指で押して、ベルトの張りが適正であるかを確認し、
緩んでいる場合は調整を行う。
※注意
エンジンをかけたまま、手を入れないで下さい。怪我をしてしまいますので…。
エンジンを切って、直ぐに手を入れてしまうと熱いので火傷をする場合があります。
必ず、手袋や長袖の服装を着用して作業する事をお勧めします。
③ベルトのたわみは通常10~15mmでありますが、その状況を確認する。
ベルトが伸びてしまって調整出来ない場合はベルト交換を行う。
以上が点検内容になります。
ファンベルトを調整
調整作業に入る前にショートしない様に、
バッテリーのマイナス端子を外しておくことが必要です。
オルタネータを固定している数箇所(メーカーにより異なる)ボルトを緩め、
オルタネータを動かしてベルトの張りを調整します。
オルタネータをエンジン側に動かすと、ベルトは緩みます。
また、逆に動かすとベルトが張られます。
ファンベルトの調整ひとつでも、不具合をそのまま放置すると、
フォークリフトのさまざまな箇所に悪影響を及ぼしてしまいます。
お使いになっているフォークリフトを快適に!長く!ご安全に!お使いになるために、
日頃の点検実施をお勧めいたします。
ピーシーエスでは、プロによる点検、整備も
リーズナブルな価格にて対応させて頂きますので、お気軽にご相談下さい!
最近、長男の入っている少年団のサッカーコーチをして運動不足を解消している
埼玉営業所サービス瀬川がお伝えしました。