フォークリフト業界再編 第2幕!ニチユ・三菱・ユニキャリアが遂に合併

本日のブログは南米で開催されていたサッカーの国際大会コパアメリカの優勝をチリと予想し、
的中しました本社中古車担当の三村がお届けします。
欧州のシーズンが終了し、各選手が代表チームに合流。
所属チームと違う戦術にどのように選手が対応するのか、
躍動するのかが見れた上に、色々と事件もあり、南米らしさを感じた面白い大会になりました。

さて、先月末にユニキャリアがニチユMHIと合併する記事が掲載されました。
買収金額は1000億円を超え、年内の最終合意をめざしているとのこと。

皆さんはご存知でしょうか?
2001年前後に日本の各銀行が業務提携や合併を繰り返していた頃を、、、
その後、異業種の参入などあり、金融業は現在に至ります。

当社が属するフォークリフト業界もメーカーが合併をしながら生き残りを模索しております。
なぜなら、国内ではトヨタがシェアの半分近くを押さえ、
海外では中国メーカーも台頭してきたため、
各々で生き残りの道を探すより、お互いのメリットを活かした合併の道に進んでいるようです。
代表チームのように個が活きる合併(合流)になればいいなぁと個人的には思います、、、

■ユニキャリア売却先を検討
今年の3月末にユニキャリアに出資している
産業革新機構が売却先を探しているというニュースが流れました。
ユニキャリアは2011年に
TCM株式会社と日産フォークリフト株式会社が統合するためにできた会社です。
※2013年に統合完了
この合併で大型のフォークリフトや中国などへの進出が目立っていたTCMと、
トヨタ同様、自動車から派生し、オリジナリティが目立っていた日産フォークリフトの合併で、
コマツフォークリフトを抜いて3位に躍進しました。

■ニチユMHIが買取に名乗り
今回の売却劇にはドイツのキオングループと日本のニチユMHIが買取に名乗りを上げました。
ニチユMHIも元々は日本輸送機株式会社(ニチユ)が
三菱重工業株式会社のフォークリフト事業を会社分割により承継し、
社名をニチユ三菱フォークリフト株式会社となったこちらも合併した企業です。
ニチユは日本で初めてバッテリーフォークリフトを開発した会社で、
三菱フォークリフトも三菱の冠を元に港湾などで大型フォークリフトが動いているのよく見ました。
2013年の合併でコマツフォークリフトを抜き、国内で第2位のシェアを獲得しました。

キオングループはドイツのメーカーで、フォークリフト業界で世界2位のシェアを持っています。
中国の資本も入っているようで世界からもユニキャリアは狙われておりました。

ニチユ_プラッター
三菱

■今回の合併でフォークリフト業界は
ニチユMHIが今回、ユニキャリアと合併すると、
ユングハインリッヒを抜いて世界シェアが3位となります。

1.豊田自動織機(日)
2.キオングループ(独)
3.ニチユ三菱+ユニキャリア(日)
4.ユングハインリッヒ(独)
5.ハイスターエール(米)
6.クラウン(米)

単純にシェアが上がったと喜んではおられません。
前回、TCMと日産が合併した際にありましたが、
システムをガラッと入れ替えてしまうことから問い合わせに時間が掛かったり、
担当の営業所が変わることで対応が遅れたりなど、今回も課題になると思います。
何とかスムーズに対応していただきたいと思います。

また、これで国内メーカーは、
1.豊田自動織機
2.ニチユMHI+ユニキャリア
3.コマツフォークリフト
4.住友ナコマテリアルハンドリング

と再編されます。
更に変わることがあるのでしょうか。
ニチユMHIの株の上昇より興味がありますね、、、(笑)

当社ではニチユ、三菱、ユニキャリア製品を取り扱っております。
販売だけでなく、修理対応も可能です。
ニチユ、三菱、ユニキャリアのフォークリフトでお困りの際は何なりとご連絡ください。

お問い合わせはお気軽に!0120-41-4983