【フォークリフトの事故事例】フォークの下に入る危険

とても危険な 『フォークの下に入る行為』
下の絵は、どんな場面でどんな事故が予測されるでしょうか?
お考えください。

フォークの下に入る行為 事故事例

答えは

フォークリフトのマストが上昇した位置で止まっているとき、
本来であればリフトシリンダーおよび
リフトチェーンによって上昇したマストが
降りてこないように支えられています。

しかし、
上の図の場合、マストを下げようとしても何かが引っかかって下がらず、
作業者の方が降りて確認したところ、
『木片』がマストに挟まって、
マストの降下の邪魔をしていたのです。

作業員の方は、
木片が引っかかってるんだ!!と気がつき、
この木片をフォークの下にもぐって取り除きました。

さて、どうなるでしょうか?
この木片が引っかかっていることによって、
フォーク(バケット)が下がらなかったわけですから、
木片を取り除くとフォークはすごい勢いで落ちてきます。

実際に起こったこの事故では、
落ちてきたバケットが作業員の方を直撃し、
最悪の事態には至らなかったものの重傷事故となってしまいました。

・絶対に、フォークの下には入らない!
・修理の目的等でやむを得ずフォークの下に立ち入るときには、
安全支柱、安全ブロックなどを使用して、フォークが下がらないよう処置する。


必ずまもっていただきたいと思います。

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