油圧ホースの点検・交換していますか?
今回のブログは、油圧ホースの交換時期について書いていきたいと思います。
フォークリフトは、荷物の上げ下げ、マストの前後傾、アタッチメントの作動、パワステなど様々なものが油圧で動いています。
そして各シリンダーに油圧を伝えているのが「油圧ホース」です。
油圧ホースはゴムでできているため、柔軟性があり複雑な取り回しのところや、動きのある所で使用されています。
ゴム製品のため経年使用により摩耗や劣化を起したりしやすいもので、一定の使用後には異常が認められなくても、定期的に交換することが必要です。
また、使用状況によりひび割れや擦れ、ねじれなど交換時期に達する前に損傷する場合もありますので、定期点検により異常があった場合は、直ちに交換してください。
油圧ホース交換時期
フォークリフトの油圧ホースはメーカーでは、2年での交換を推奨しています。
ですが、使用環境などにより劣化具合は異なりますので、日頃の点検を実施して油圧ホースのひび割れなどを確認することも大切です。
油圧ホースの点検ポイント
・干渉、摩耗、つぶれ、ひび割れ、ねじれがないかを確認する。
・ホース接続部の緩みや油漏れがないかを確認する。
・ホースの張りが緩すぎないかを確認する。
フォークリフトにはいたるところに油圧ホースが張り巡らされていますが、とくに劣化が早いものをご紹介いたします。
劣化の早い油圧ホース
アタッチメントホース
フルフリーマストのリフトシリンダー用ホース
リーチ式フォークリフトのティルトシリンダー用ホース
これらのホースはマストに連動して動き、プーリーに掛かっているためひび割れ、擦れが起きやすい場所になっています。
また、ホースのたるみが大きいとプーリーから外れ破損につながりますので、張り具合も定期的に確認することが大切です。
リーチ式フォークリフト油圧ホース
リーチ式フォークリフトの車体からマストにかけての油圧ホースです。
これは、何本もの油圧ホースが束になっておりマストを前後進させると、曲がったり伸びたりを繰り返すので油圧ホースが劣化しやすい場所になります。
また、バッテリーを前に着脱するタイプのフォークリフトの場合、バッテリーを引き込むときにバッテリーのホースガイドから油圧ホースが外れそのまま引き込み油圧ホースを損傷させてしまうことがあるので注意が必要です。
上記以外にもフォークリフトにはたくさんの油圧ホースが使われています。
油圧ホースが破裂すると、商品を駄目にしてしまったり、床を汚すだけではなく重大な事故につながることもあります。
「最近確認していないな」という方がいらっしゃいましたら、この機会にフォークリフトの定期点検を実施してみてはいかがでしょうか。
ピーシーエスでは油圧ホースの交換、定期点検を承っております。
フォークリフトについてご不明な点などありましたら、ぜひピーシーエスにお気軽にお問い合わせください。
今日のブログは埼玉営業所の寺島がお送りしました。 |
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