バッテリーを理解し、長持ちさせよう!
毎日のお仕事に大活躍な頼もしいフォークリフトですがエンジン車でもバッテリーが上がってしまうとセルモーターが回らずエンジンが始動できなくなり、全く身動きがとれません。
バッテリーフォークリフトの場合はバッテリーのメンテナンス状況が良くなく弱ってくると連続可動時間が短くなったりバッテリー液の消費が多くなります。
心当たりある方も少なくないと思いますが、これではせっかくの性能も台無しですね…
あらためてバッテリーの構造、充電装置を理解し、最適な管理することにより、有効的かつ長期間お使いになれます。
高価なバッテリーですので、なるべく長く効果的に使いたいですし、ポイントさえ抑えれば、それほど難しいお話でもないはずです。
フォークリフトのバッテリーは大きさや形が多様ですが、内部構造は同じですので、今回は電動フォークリフトに搭載されてるバッテリーを基準にお話します。
バッテリーの構造
このような分解図を見ても「何のことやら…」ですね
簡単に説明すると、正極板と負極板を電極板と言い、これが乾燥に非常に弱いのです。
バッテリー液量の確認
電極版を乾燥から守るためにはバッテリー液の補充が必要となります。
各バッテリーセルのキャップに付いてる液量ウキ(フロート)の位置によりバッテリー液の補充タイミングを確認することができます。
バッテリーへの精製水の補充は電極板を保護する以外にも、精製水が化学反応して発電効率を上げるための手助けもしてくれます。
バッテリー液を入れたら次は充電です。こちらも構造から…
充電条件補正構造
やっぱり「何やら…」ですね、こちらも簡単にご説明します。
フォークリフトのバッテリーは最初は高い電圧で充電され、一定の電圧に達するとタイマーがスタートして低めな電圧で長くタイマー完了まで充電されます。
要するに休憩時間などに充電する場合は高い電圧であり更に言いますと、フォークリフトの用途が済んで停車する度に充電することは高い電圧でばかり充電することになります。
これはバッテリーに大きな負荷が掛かることといい換えられます。
またバッテリー液の温度上昇や蒸発にもつながり、バッテリー液の減りを早めてしまいます。
充電コネクタ
何はともあれしっかりと充電されていることを確認しなければなりません充電プラグを挿す際にはチラッと見渡し破損、劣化などを確認。
挿し加減もガタや緩い感じなど簡単で結構ですのでチェック後に充電しましょう。
ここで一つバッテリーあるある質問!
「昼休ニ充電シテ満タンナノニ目盛減ルノ早イヨネ〜」
この現象はお話した充電初期の高電圧による残電圧をメーターが誤って検知したもので、数分の充電でメーター表示では満タンになりますが精製水の化学反応(比重上昇)には至ってませんので残電圧が無くなるのと同時にメーター表示も減っていくわけです。
さてさて充電完了でいざ!と言いたいところですがその前にちゃんと充電が無事に完了してるか確認しましょう。
充電エラー確認
最近のフォークリフトはわかりやすく、充電スイッチ近辺やメーターにて充電が機能して完了したかを表記してくれます。
フォークリフトの車種、年式により表記確認方法は様々です。
例えばピーピーと警告音やメーターに見たことない表示などで知らせてくれます。
フォークリフト車体の異常、充電コードの断線、それ以外にも停電や動力のブレーカー遮断など様々な要因にて充電エラーは発生します。
結局、長々と難しい説明してしまいましたので経験に基づいて簡単にまとめ!
~ 関根茂之 推奨 ~
バッテリー長持ちのポイント
① バッテリー液を週一補水!
② 充電完了ランプ確認!
③ 充電回数は控えめに〜♡
フォークリフトの調子悪い!いつもと何か違う!
など、使っていて気になることありましたらお気軽にお問い合わせください!
簡単にフォークリフトが元気に長持ちすることにつながるかもしれません。
毎日毎日フォークリフトと向き合っている我々ピーシーエスならニーズに合ったアドバイスが可能です!
本日のブログはアナログ大好き埼玉営業所の関根がお届けしました。 |
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