パワーステアリングの修理をしました!

皆さまのフォークリフトは元気に走行していますでしょうか?
走るのはもちろんですが、フォークリフトは曲がることも頻繁に行っていると思います。
曲がるための装置を操縦装置といいますが、
そのなかでも重要な部分がパワーステアリングです。
今回のブログではパワーステアリングの修理について書かせていただきます。

パワーステアリングにはシリンダーがついており、
油圧によって力を伝えることでハンドルが軽く切れ、
フォークリフトはスイスイと曲がることができます。
小回りの利くフォークリフトだからこそ、パワーステアリングは重要な部品となります!

先日、お客様より「フォークリフトの下から何かのオイルが漏れているので見て欲しい」と
ご依頼をいただきました。
車両を見させていただいたところ、パワーステアリングのシリンダーからオイル漏れがあり
シリンダーロッドには傷がなかったので、
パワーステアリングのシリンダーのシールの劣化と判断致しました。

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修理の依頼をいただきましたので後日修理にうかがいました。
それではパワーステアリングのシリンダーを
フォークリフトの車体から取り外し、分解してパッキンを確認してみます。
このフォークリフトのパワステは全油圧式です。
パワーステアリングのシリンダー両端のピストンロッドガイドが
長いボルトで締付られているので、これを外すと分解できます。
パッキンはピストンロッドガイドとピストンロッドの中央に取り付けられています。

こちらが分解したパワーステアリングのシリンダーのピストンロッドガイドです。

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外側のものがダストシール、内側の黒いものがパッキンです。

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どちらも目視で確認できるほどの損傷は見られませんが、材質が硬くなっています。
特にパッキンのほうは弾力性がなくピストンロッドの太さにクセがついてしまっています。
今回のパワーステアリングのシリンダーのオイル漏れはこのパッキンの劣化が原因のようです。

パワーステアリングのシリンダー各部品に異常が見られなかったので、
清掃してパッキン、シール類を交換します。
あとはもと通りに組み付けてパワーステアリングの作動確認、漏れ確認、
作動油量の確認をして修理完了です!

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もし、今回のオイル漏れをそのまま放置し、症状が悪化してしまうとハンドルを切っても
タイヤが曲がらず、ぶつかってしまう等の思わぬ事故に繋がってしまいます。
そうならないためにもフォークリフトには定期的な点検が必要ですね。

ピー・シー・エスでは、フォークリフトの各種点検整備を行っております。
オイル漏れや破損等フォークリフトのことでお困りのことや気になることがありましたら
何でもお気軽にお問合せくだい。

本日のブログは埼玉営業所の出張サービスマンの、渡邊がお届けいたしました。

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