フォークリフトのブレーキランプが点かない
先日、2.5トンバッテリーフォークリフトのブレーキランプが点かないので
見て欲しいとのことで、お客様の所にうかがいました。
まずはお客様にフォークリフトの状態を問診したところ、
「ブレーキペダルを踏んでもブレーキランプが点灯しない」と
フォークリフトの不具合の相談をうけました。
●車両情報
メーカー:トヨタ (2.5トン バッテリーカウンターフォークリフト)
型式:7FB25
実際にフォークリフトに乗り込みブレーキペダルを踏んで確認したところ
確かに、ブレーキランプは点灯しませんでした。
フォークリフト整備の経験上いくつかの不具合箇所が頭に思い浮かびました。
・ブレーキランプバルブ切れ
・ブレーキランプのヒューズ切れ
・ブレーキランプスイッチ不良
・ブレーキランプ系統の配線不良
まず、フォークリフトのブレーキランプバルブ切れが原因かと思い
レンズを外しブレーキランプバルブを確認してみると・・・・・バルブは正常です。
次に、フォークリフトのバッテリーフードを開けて
ヒューズボックスにあるブレーキランプヒューズ(10A)を確認してみましたがこれも正常でした。
更に、ブレーキランプの配線を確認したところまたもや正常でした。
念の為に一度分解したものを組み直し再度ブレーキランプを確認してみましたが、
やはりブレーキランプは点きません・・・
となると、残る不具合箇所は、
ブレーキランプスイッチ内部の接点不良、摺動不良が考えられると推測。
もう一度、ブレーキランプスイッチの摺動部を確認していると・・・・・。
ポチッポチッと動く所が凹んで戻りが悪い状態でした。\(◎o◎)/
ブレーキランプスイッチの摺動部の不良(噛み込み)が原因で
ブレーキランプが点かなくなっていたのです。
このブレーキランプスイッチはロッドが縮むとブレーキランプが消え、
ロッドが伸びるとブレーキランプが点く仕組みになっている
マイクロスイッチタイプのブレーキランプスイッチです。
ブレーキペダルの踏み方によってロッドが斜めになり
噛み込み混んでしまうことがあり、スイッチが縮んだままとなって
ブレーキランプが不灯となってしまうことが今回の原因でした。\(◎o◎)/
ブレーキランプスイッチの部品の手持ちもないので
何とか当り具合や調整をおこなってみましたが、
症状が改善されないので泣く泣くお客様にフォークリフトの状況を伝え、
後日ブレーキランプスイッチの部品交換をすることになりました。
部品が入荷し、交換作業をおこない作動確認したところ、
ブレーキランプがしっかりと点き作業完了となりました(*^^)v
フォークリフトのことで分からないことがありましたら、
フォークリフトのプロフェッショナル、ピー・シー・エスにお任せください。
お電話お待ちしておりま~すヽ(^o^)丿
今回のブログは本社サービス二課のフォークリフト大好き高村がお届けしました。