フォークリフトのエンジンマウント破損事例
フォークリフトをお使いの皆さま、
最近エンジンの振動がひどくなった、エンジン付近からの異音が気になる・・・
そんな症状でお困りではありませんか?
それは「エンジンマウント」が破損して、悲鳴を上げていることが原因かもしれません。
そこで本日のブログは、フォークリフトを点検中に発見した
エンジンマウントの破損事例を紹介したいと思います。
と、その前にエンジンマウントとは何か?を調べてみると・・・
「エンジンと車両を連結する部品で防振・制振・支持機能の3大機能を果たす。
エンジンの振動を車体に伝達するのを防ぎながら
エンジンが発生するトルクの反力を受け、エンジンの重量や走行による
激しい上下加速度による慣性重量を支えている。」とあります。
普段ほとんど目にすることがない地味な部品ですが、
フォークリフトの「縁の下の力持ち」と言える重要部品であることは間違いありません。
それではエンジンマウントの破損事例を紹介します。
車両は弊社レンタルフォークリフトのトヨタ製8FD30で、
長期間道路建設現場で活躍し、レンタル期間満了後の入庫点検でエンジンをかけると
エンジンの振動と異音がひどい!
まさか!と思いボンネットを開けてみると・・・エンジンマウントが破損している・・・。
今回エンジンマウントが破損した原因は使用していた現場内に段差が多く、
速度を落とさずに段差を通過した際の衝撃であると思われます。
フォークリフトは自動車と異なり、路面からの衝撃を吸収するサスペンションがなく、
なおかつ車両自体も重いのでエンジンマウントへの負担は大きいはずです。
フォークリフトを運転する時は、
エンジンマウントのことも考えながらやさしく安全にお願いします。
それがフォークリフトを長持ちさせるコツです。
そして今回のような強い衝撃を受けていなくても、
フォークリフトを使用している時は
常にエンジンの振動と重量をエンジンマウントが受け止めているため
長期間使用しているとエンジンマウントのゴムが劣化して
振動がひどくなる場合があります。
振動が気になり始めたらエンジンマウントを交換して
フォークリフトをリフレッシュさせましょう!
フォークリフトのスペシャリスト ピー・シー・エスでは
全メーカーの修理に対応しています。
エンジンマウント以外でも
フォークリフトで気になることや、お困りのことがありましたら
お気軽にピー・シー・エスへご連絡ください!
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本日のブログは本社サービス一課 体脂肪率4.7パーセントの田所がお届けしました。