フォークリフトオイル交換のコツ|ピーシーエス

今回のブログはフォークリフトのオイル交換のコツについてお伝えしたいと思います。
皆様はフォークリフトのオイル交換と聞いて、何のオイル交換を思い浮かべますか?
一番最初に思い浮かぶのはエンジンオイルの交換ではないでしょうか。

そこで今回はトヨタフォークリフト7FD15での
エンジンオイルとオイルエレメントの交換手順をご紹介します!

オイル交換の手順&コツ

①エンジン上部のフィラーキャップを外す
これはエンジンオイルの抜けを良くするために、先に外しておきます。

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②オイルを抜く
フォークリフト下部に潜り、オイルパンドレンボルトをレンチで外しオイルを抜きます。

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③オイルエレメントを交換する
オイルを抜いている間にオイルエレメントの交換をします。

この時、新しく取り付けるエレメントのOリングにオイルを少々塗ります。
取り付け時の摩擦を軽減させ、密着を良くします。

またエレメントを取り付ける時は、綺麗に清掃してから
始めに手締めにて締め付け、最後にフィルターレンチにて軽く締めつけてください。
締め過ぎるとOリングに傷が付き、オイル漏れの原因になるので注意しましょう。

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④ガスケットを新品に交換する
オイルが抜けきったら、ガスケットを新品に交換しドレンボルトに取り付け、
オイルパンへ装着します。

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⑤エンジンオイルを入れる
オイルレベルゲージの規定範囲内になるように入れましょう。

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⑥最終確認
最後にオイルエレメントやドレンボルトからオイル漏れが無いことを確認すれば完了です。

フォークリフトのオイル交換のコツはお分かりになりましたでしょうか?
ただ一番のコツは、定期的にオイル交換をすることです。

フォークリフトのエンジンオイルの交換時期は一ヶ月から三ヶ月、
稼働時間で200hから500hと各メーカーが推奨しています。
フォークリフトはエンジンの始動、停止が多く、荷役操作でのアクセル操作が多いために
オイルの劣化も早くなってしまいます。

最後に

過去にお客様から
「フォークリフトの使用中に急にエンジンが止まってかからなくなったので見てほしい」という
ご依頼を受け、修理にお伺いしました。
フォークリフトを確認すると、キーを回しても
「カッキーン」と音がするだけでまるでエンジンがかからず、
オイルの量を点検してもレベルゲージにまったく付かないような状態でした。
このフォークリフトはオイル交換を怠ったため、
オイルが劣化しエンジンが焼きついてしまい、エンジンがかからなくなっていました。

このような故障になるとオイル交換では回復することができずに
エンジンを乗せ換えるなどの高額な修理が必要となったり、
フォークリフト自体を買い替えた方が安上がりということになる場合もあります。
このような状況にならない為にも、定期的なオイル交換やメンテナンスが必要です。

ピー・シー・エスでは熟練のサービスマンがオイル交換や日頃のメンテナンス、
特定自主検査など安心・安全にお客様のもとで作業させていただきます。

フォークリフトの点検整備や修理など、フォークリフトのことでお困りでしたら
「フォークリフトのスペシャリスト ピー・シー・エス」へお問い合わせください。