フォークリフトがまっすぐ走れない!?
本日のブログはフォークリフトのパワステについてお話ししたいと思います。
みなさまがお使いのフォークリフトでハンドルの位置はそのままなのに、フォークリフトが右に左に走ってしまうことがありませんか?
短い距離を走るぶんには気にならないけど、ちょっと長い距離を走るとあれ?と気付いたりすることがあります。
フォークリフトがまっすぐ走らない主な原因
・タイヤの片減り
・舵角センサーの不良
・可動部の擦り減りによるガタ
・パワステシリンダーの故障
直進不良の原因と対処法
タイヤの片べり
タイヤの片減りは乗用車同様にタイヤの内側と外側で減りに差がでてしまうことです。
決まった場所で決まった動きを繰り返す使い方をしている場合に発生しやすくなります。
目視にて確認できるため、まずはタイヤの片べりから確認するようにしましょう。
タイヤを新品に交換することで解決します。
舵角センサーの不良
センサーに汚れが付着してしまうなどの理由で感知不良が起こり、ハンドルのまっすぐがズレてきてしまいます。
汚れが原因の場合はクリーニングのみで解決します。
可動部の擦り減りによるガタ
タイロッドピンをはじめ、足回りの可動部にガタが発生し、直進不良が起こることがあります。
該当部品を新品交換することで解決します。
パワステシリンダーの故障
フォークリフトのステアリングはギアではなく油圧により左右に切ります。
オイル漏れやロッドの曲がりだけでなく内部の劣化が原因となることもあります。
パワステシリンダーは写真のピストンの左右から油圧を受けることで、ロッドを伸縮させ作動しています。
このロッドについているパッキンやリングの劣化によりオイルが漏れが発生してしまうとハンドルの切り角とタイヤの切り角に差が生じ、意図したとおりにハンドル操作ができなくなってしまいます。
いずれの場合もオーバーホールを行い、作動油を補充することで解決します。
重い荷物を運搬するフォークリフトでは可動部の摩耗や不具合が発生しやすいともいえます。
日ごろよりメンテナンスを行うと共に、ちょっとした違和感を見逃さないことが、事故を未然に防ぐことに繋がります。
もし、普段の作業の中で、あれ?っと思うことがありましたらお気軽にピーシーエスへお問い合わせ下さい!
本日のブログは埼玉営業所サービスの関がお届けしました! |