ピー・シー・エスの経営理念(ピー・シー・エスは最終的に何を目的とする会社か?)が出来るまで

本日のブログは、総務経理の椎名がお届けいたします

ピー・シー・エスの経営理念(ピー・シー・エスは最終的に何を目的とする会社か?)が出来るまでをご紹介!!
長くなりますが最後までお付き合いくださいね!

まずは、ピー・シー・エスの経営理念を考えるきっかけとなった
ピー・シー・エスの定義(ピー・シー・エスにはどういう仲間が集まるのか?)からご紹介します!!

PCSの定義

ピー・シー・エスは

経営理念の意味を正しく理解し

経営理念に込められた思いに共感し

経営理念を必ず実現できると信じ

仲間とともに情熱をもって

経営理念の達成に参画する

自立型社員の集合体である

クレド(PSCの定義)

ここで「経営理念」という言葉が多々出てきます。

「経営理念」の意味を正しく理解し??

「経営理念」に込められた思いに共感し??

「経営理念」を必ず実現できると信じ」??

仲間とともに情熱をもって

「経営理念」の達成に参画する??

さてさて
社員全員が「経営理念」の意味を理解しているのでしょうか?
という疑問にぶつかりました。

「ピー・シー・エスに関わる全ての人が幸せになる」という経営理念。

なんと、多くの社員から「わかりにくい」という意見が多発!!

では、経営理念について社員全員で考え経営理念の意味を理解しましょう!ということになり…

ピー・シー・エスに関わる人とは?
幸せになることとは?

社員全員それぞれが考える経営理念を全て出してもらい・・・
同じ意味のものを分類し・・・
そして、分類したものを文章にして・・・

分類したてみたら要素は五つ(分業・協業・貢献・分配・最終目的)あることもわかりました。

ではでは、今回の経営理念が出来るまでの経緯を説明しますね。

まずは、一番最初に出来た経営理念(案)から

ピー・シー・エスは

社員一人一人が得意分野を持ち寄り

協力し合い大きな力を発揮することで

仕事を通じて他の人の役に立ち

得られた収穫を皆で分かち合い

最高の幸せを実現することを目的とする

これを、さらにさらに社員全員で一言一句考えました。。。

ピー・シー・エスは

社員一人一人が得意分野を持ち寄り(分業の部分)   

⇒「一人一人」NHKや新聞社で使用している理由から「一人ひとり」に変更し

「社員一人ひとりが得意分野を持ち寄り」 

協力し合い大きな力を発揮することで(協業の部分)

⇒協業とは、「一人では不可能なことも皆が集まれば可能になること」なので
「一人」と「独り」の意味を調べ
一人:一個の人 独り:自分だけであること/すること という意味だったため「独り」がふさわしと判断
可能になるという部分は、「仕上げる」や「やりぬく」という意味である「成し遂げる」を採用し

「独りでは不可能なことも皆で成し遂げ」 

仕事を通じて他の人の役に立ち(貢献の部分)

⇒仕事とは、「する(動作)」と「こと(事)」からきている言葉で「すること/するべきこと」という意味であることから
「仕事を通じて」という日本語がおかしいと判断し

「人の役に立つことを通じて」 

得られた収穫を皆で分かち合い(分配の部分)

⇒「分配」という意見もあったが、分配という表現が固く配る側の言い方に聞こえるということから「分かち合う」を採用
どう分かち合うのか?を考えたときに「公正」「公平」「平等」と意見が出ましたが、
「公正」:かたよらず正しいこと
「公平」:えこひいきのないこと/同じように平等に扱う事
「平等」:かたよりや差別がなく、みな等しいこと
上記の意味から、「分配」はかたよらず正しくなければならないため「公正」を採用
「得られた」は受け身であり、「得る」方が、自分たちから取りに行くイメージという意見で「得る」を採用し

「得る収穫を皆で公正に分かち合うことによって」 

最高の幸せを実現することを目的とする(最終目的の部分)

⇒最高の幸せとは、人生の夢を叶えることであるため、それを掴むことを最終目的としました。

文章内の単語の意味
人生:人が生きている間
夢:たやすく実現できない願い
叶える:思い通りにさせる
掴む:手に入れる/自分のものにする  このような意味を込めて

「社員全員が人生の夢を叶え最高の幸せを掴むこと」 

そして再度出来上がった経営理念(再案)がこちら!!

ピー・シー・エスは

社員一人ひとりが得意分野を持ち寄り      

独りでは不可能なことも皆で成し遂げ      

人の役に立つことを通じて得る収穫を      

皆で公正に分かち合うことによって       

社員全員が人生の夢を叶え           

最高の幸せを掴むことを目的とする

さ~て!!
この経営理念(再案)をさらに社員全員で、
この部分をこうした方がいいとか、この文言を入れた方がいいとか、
文法をこう直した方がいいなどの意見を出し合いました。

要素を抽出して例文を並べただけの状態は、刀を作るときに融かした金属を伸ばして大まかに形を整えただけの状態。。。
これから叩いて焼きを入れて、また叩いてなましてを繰り返し、刀にを入れていくように経営理念を作り上げていく作業に突入です。

社員全員で入魂です!

ピー・シー・エスは

社員一人ひとりが得意分野を持ち寄り
社員一人ひとりが専門分野を持ち寄り
社員一人ひとりが専門技術を持ち寄り

・専門技術・・・技術を持っている人ばかりではない。サービス部署だけに感じるため不適切と判断。

・専門分野・・・限られた職業や学問に従事する事。職業や学問のこと。という意味で不適切と判断。

・得意分野・・・得手であり自信のある分野。任せておけ!と言えること。という意味で「得意分野」が適切と判断。

例)病院に勤める医者(専門分野)が内科を担当する(得意分野)というイメージ

社員一人ひとりが得意分野を持ち寄り

独りでは不可能なこと皆で成し遂げ
独りでは不可能なことを皆で成し遂げ
独りでは不可能なことを皆で協力して成し遂げ
一人では不可能なこと皆で成し遂げ
独りでは不可能なことも全員で成し遂げ
独りでは不可能なことを皆で可能にし

・⇒協業とは、「一人では不可能なことも皆が集まれば可能になること」なので
「一人」と「独り」の意味を調べ
一人:一個の人 独り:自分だけであること/すること という意味だったため「独り」がふさわしと判断

・独りでは不可能なこと「も」か「を」について
「も」だと他にもある意味になり、「を」だと限定している意味ため「を」が適切と判断。

・「協力して」と「全員で」は「皆で」に含まれるため削除

「不可能なこと」を「成し遂げる」というフレーズについて

理由①
「不可能を可能にする」というフレーズを多く見ているので、
「不可能を」と来たら反射的に「可能にする」と思い浮かんでしまう。

理由②
「成し遂げる」の意味は「『困難ではあるが可能なこと』を頑張ってやり切る」。
なので「不可能なこと」を「頑張ってやり切る」というのに言葉の矛盾を感じる。

偉業を成し遂げる
月面からの帰還を成し遂げる
新記録の樹立を成し遂げる
10年連続増収増益を成し遂げる

「偉業」も「月面からの帰還」も「新記録の樹立」も「10年連続増収増益」も
難しいけれども不可能なことではない。

ということで、

独りでは不可能なことを皆で可能にし

人の役に立つことを通じて得る収穫を
人の役に立つことを通じて得た収穫を
人の役に立つことを通じて得る大きな収穫を
人の役に立つことにより得る収穫を
人の役に立つことによって得る収穫を
人の役に立つことを通じて得る収穫を
人の役に立つことで得られる成果

・人の「お」役に立つことについて
「お」を付けると相手から見た立場の言い方であり、自分たちの立場から見ると「お」は不必要と判断。

・「~を通じて」「~により」「~によって」「~ことで」について
~を通じて・・・2つの場所やものごとの間が経路などで繋がっているという意味。
人の役に立つことだけでは収穫は得られず、人の役に立つこと(仕事)を通じて得られる収穫であるため「~を通じて」が適切と判断。

・「得る」「得た」について
「得る」だと、未来の物で、まだ自分たちの物になっていない感じ、
「得た」だと、自分たちで、手に入れた物のように感じるため「得た」が適切と判断。

・「成果」と「収穫」について
何かをしたことで得られた成果のことを「収穫」という意味のため「収穫」が適切と判断。

・「大きな」について
小さい収穫を得るつもりではないため、あえて「大きな」という文言は当たり前である。
また、文章が長くなりバランスがおかしくなるので不必要と判断。

人の役に立つことを通じて得た収穫を

皆で公正に分かち合うことによって
皆で公正に分け合うことによって
皆で公正に分かち合うことで
皆で   分かち合うことにより
公正に分かち合うことによって

・「皆で」は主語になるので必要

・「分かち合う」と「分けあう」について
「人の役に立つことを通じて得る収穫」は物品・金品だけではなく、
人の役に立つ喜びや、逆に人の役に立てなかった悲しみや、人の役に立つことによって得られる成長や、
人の役に立つことによって得られる達成感も共有するため「分かち合う」が適切と判断。

・「公正に」について
どう分かち合うのか?を考えたときに「公正」「公平」「平等」と意見が出ましたが、
「公正」:かたよらず正しいこと
「公平」:えこひいきのないこと/同じように平等に扱う事
「平等」:かたよりや差別がなく、みな等しいこと
上記の意味から、「分配」はかたよらず正しくなければならないため「公正」が適切であり必要だと前回判断しました。
やはり「どう分かち合うのか?」が必要であると判断し「公正に」は削除せず採用。

・「~によって」「~ことで」「~ことにより」について
「より」は「よって」の終止形なので、分かち合うことで終わってしまう。
「ことで」「ことにより」はこれより後の文章を強調、「によって」は前の文章を強調することから
「皆で公正に分かち合う」ことを強調するべきなので「によって」が適切と判断。

皆で公正に分かち合うことによって

社員全員が人生の夢を叶え
社員全員が人生の夢を叶え
社員全員人生の夢を叶え
社員全員が   夢を叶え

・「社員全員の」と「社員全員が」について
「社員全員の」だと社員全員の夢を社員全員で叶えるように聞こえる、
社員全員一人ひとりが夢を叶えるという意味なので「社員全員が」が適切と判断。

・「人生の」について
最高の幸せとは、人生の夢を叶えることであるため、それを掴むことを最終目的と前回結論を出しました。
「人生の」を入れなければ何の夢か不明確になるので必要と判断。

・「叶え」と「叶えて」について
この前の文章が「て」で終わっているため、「て」「て」と続いておかしいため不必要と判断。

社員全員が人生の夢を叶え

最高の幸せを掴むことを目的とする(原案)

こちらは特に意見がなかったので原案のまま

最高の幸せを掴むことを目的とする

以上、入魂し「経営理念」完成しました~~~!!

ピー・シー・エスは

社員一人ひとりが得意分野を持ち寄り     ←分業 

独りでは不可能なことを皆で可能にし     ←協業    

人の役に立つことを通じて          ←貢献

得た収穫を皆で公正に分かち合うことによって ←分配       

社員全員が人生の夢を叶え          ←最終目的  

最高の幸せを掴むことを目的とする      ←最終目的 

クレド(経営理念)

とてもとてもわかりやすくなりました!

単語一つひとつ、助詞一つひとつ、接続語一つひとつにこだわりました。
何よりも、社員全員で考え社員全員で決めたことが、とてもすばらしいことだと思います。

社員全員、脳みそから湯気や煙や汗を出しながら考え「魂」を入魂させた「経営理念」
完成した時には感動し涙を流した社員までいたとか?いないとか?(笑)

以前からありました「行動規範(集まった仲間がどのように行動するのか?)」と合わせて、
これで三つのクレド(社員全員の目指す方向を明文化したもの)が完成しました。

クレド

現在は、「ピー・シー・エスの社会貢献(ピー・シー・エスはどのように社会貢献するのか?)」について議論中で、
社員全員またまた脳みそから湯気・煙・汗を出しております。。。(笑)

みんな、脳みそのシワが大量に増えたことでしょうし、増え続けていることでしょう。

「ピー・シー・エスの社会貢献」が完成したら、次は「ピー・シー・エスのミッション(経営理念を達成するための作戦はなにか?)」についてです。

ブランククレド

この5つが完成したらピー・シー・エスの全てのクレドが完成です。

お楽しみに!!